新型コロナウィルスショック ベルトラについて分析してみた

勉強部屋

なかなか収まりそうにもない新型コロナウィルス。
我が家では2、3年内の旅行は諦める気持ちで過ごしています。
外出や旅行が出来なければ、お金を使うことも減ります。
「だったら、この機会に株価が大幅安になっている旅行会社について調べ、投資対象として面白いと判断出来れば購入検討してみよう」と旅行関連銘柄を調べてみることにしました。

一気に全部を調べることは大変なので1社ずつ分析していきます。
分析は主に「会社四季報」で知り得た情報の範囲内で行っています。
実際に投資を検討する際は、企業IR情報で決算内容や事業内容を自身でご確認のうえ投資ください。

当記事はあくまでも私個人の判断であり、決して投資をお勧めするものではありませんのでご了承ください。

7048 ベルトラについて

現地体験ツアー(オプションツアー)を運営している企業で、私もベルトラのサービスをよく利用しています。

2020.04.03時点での株価は358円、時価総額107億円、PBR5.14、自己資本比率は32.5%で有利子負債は3.4億円、今期予想PER15.84です。

株価 358円
時価総額 107億円
PER 15.84
PBR 5.14
配当利回り ーーーーー
自己資本比率 32.5%
有利子負債 3.4億円

ベルトラの売上高と利益率は成長しているのか?

売上高は2017年28.2億円、18年33.7億円、19年43.5億円と順調に右肩上がりで、対前年比約20%以上で進展を続けており、売上高は毎年過去最高を更新し続ける、勢いのある企業です。

 

邦人向けのみならず、インバウンド向け、BtoBにも販路を拡大しており、「さあ、これから!」という場面で新型コロナウィルスに襲われています。

懸念材料

懸念材料は、言うまでもなく新型コロナウィルス・ショックです。
海外へ出かけることができなければオプションツアーに参加することもできませんし、外国人が日本へやってこなければインバウンドでの商売もできません。企業規模も大きくありませんので、影響が長引けば長引くほど厳しくなることは必然です。

ベルトラの営業利益率は?

17年12月の決算時の営業利益率は3.1%でしたが、18年12.3%、19年19.3%と同じ旅行業のエイチ・アイ・エスと比べるとかなり高い利益率を叩き出していることが分かりました。

IR情報を詳しくチェックしていないので利益を生み出す仕組みまでは分かりませんが、恐らく販売している商品のメインがオンラインでのオプションツアーだから成し得ているのではないかと推測します。

新型コロナウィルス終息後も毎年10%以上の営業利益率を継続できるようであれば、投資対象としてとても面白い銘柄だと思います。

ベルトラのキャッシュフローは?

キャッシュフローは、「実際のお金の流れで会社の実態を表す財務表」です。
キャッシュフローを読み解くことで、お金がしっかりまわっているかどうかという倒産リスクを見極めたり、会計期間の始めと終わりでどれくらいお金の流れに変化があったのかなど読み取ることができ、会社のお金の状態が丸わかりになります。

2017年のフリーCFはマイナスですが、2018年・2019年は連続でプラスとなっています。投資CFからは積極的に先行投資を行っていることが見てとれます。財務CFが毎期プラスとなっているので、こちらは借入して増えたのか、資産を売却して増えたのか、決算書で詳しく確認すべき項目です。

営業CFは順調に伸びており、現金等残高も年々増加しているので、毎期営業利益を積み重ねてきた結果、順調にキャッシュが増えているのだと想像できます。

しかし、今後新型コロナウィルスが、ベルトラにどれ程の影響を与えるのかは分かりません。投資を検討するのであれば、4半期決算や新着ニュースを念入りにチェックしていく必要があります。

ベルトラの負債は?

続いては会社の負債(借金)についてです。
経営が順調な時の負債は企業成長のスピードを加速させ大きな力を与えてくれますが、経営の下振れが続いた時の借金は逆に企業経営の足を引っ張る存在となります。
企業負債のチェックはとても重要です。

ベルトラの自己資本比率は32.5%です。

自己資本比率の目安としては30%程度で普通、40%以上で優良と言われているので、ベルトラの自己資本比率は普通であると言えます。

四季報の情報を見ると、有利子負債は3.4億円で、現金同等物は39.7億円あるので負債について心配する必要はなさそうです。19年の純利益だけで5.2億円ありますので、有利子負債3.4億円は1年の利益で返済できる規模です。

但し、新型コロナウィルスによる旅行代金の返金で、現金同等物は減少すると思われますので、投資の際は財務状況について随時確認していく必要があります。

ベルトラの明るい材料は?

新型コロナウィルスの影響はまだ続いており、旅行業界に与える損害は甚大なものだと想像します。
しかし、ウィルス問題が終息し、世界の人々が再び動き出した時には、いち早く業績回復できる業種でもあると思います。

ベルトラのサービスは個人的には気に入っており、初めての旅行地では必ずと言っていいほど利用しています。オプションツアーの参加者の声を知ることができ、評価の高いオプションツアーを選ぶことで、外れが少ない旅にすることができます。

私たち夫婦がカンボジアや韓国のことが好きになったのも、ベルトラで参加したオプションツアーのガイドさんのおかげです。お互いの国について理解し、尊重し、人を結び付ける力も備えているオプションツアーの成長余地はまだまだあるのではないかと思っています。

ベルトラへ投資することと、サービスが好きなことは全くの別問題ですので、現段階で私自身は投資を行いませんが、再びマイルで旅行できるようになったときには、ベルトラのサービスを利用したいです。

株式投資を始めたい方に役立つ書籍

株式投資を始めたい方に役立つ書籍をいくつか紹介しておきます。
投資の書籍は何度も繰り返し読み返すことが多く、読めば読むほど投資に対する理解度も高まります。

お勧め度 1位 史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール


株式投資では財務諸表を読み解く力が必要になります。
この本ではウォーレン・バフェット流の財務諸表の読み方を58のルールにまとめて解説してくれています。
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー表のどの部分をどのように読めばよいのか、1項目ずつ高校生でも理解できるレベルで解説されています。
孫の世代まで受け継いでいきたい1冊です。

お勧め度 2位 株価4倍「割安成長株」で儲ける収益バリュー投資術


割安株投資の教科書的1冊です。各種指標の使い方、定量分析、定性判断、銘柄分析まで初心者が学ぶべきことがコンパクトにまとめられています。

雑誌等の推奨銘柄情報を鵜呑みにしないためには、自身で銘柄分析方法を学ぶしかありません。前著「超特価バリュー株「福袋銘柄」で儲ける週末投資術」と併せて学ぶことをお勧めします。

お勧め度 3位 楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門


個人投資家兼ブロガーのみきまる氏がノンストレスで長期運用を継続できる割安優待株投資についての手法を解説してくれています。
優待株投資を始めたい方にとっては、投資を始める前に読んでおくべき一冊だと思います。

また、みきまる氏のブログをチェックすると、熱心な企業分析記事も拝見でき、投資への向き合い方まで学ぶことができます。

みきまるの優待バリュー株日誌:楽天ブログ
優待株の中から割安で総合戦闘力が高い銘柄を選別し、2~3年の中期の時間軸で戦う「優待バリュー株投資」を実践。何があっても決して諦めず、少しでも良い投資家になることを目指して日々精進しています。

マストアイテム 番外 会社四季報


言わずと知れた会社四季報です。
上場企業のビジネスや財務諸表を一目でさっと調べられる辞書的存在です。
CMが気になって四季報を確認することもあれば、お店の行列が気になって四季報でチェックすることもあります。
国内株式で投資をするのであれば年4回購入すべき1冊です。分析時はなるべく最新号を使用してください